『米国を動かす猶太の勢力』②

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今回は国立国会図書館デジタルコレクションの『米国を動かす猶太の勢力』を現代語調にします。注釈などに誤りがあるかもしれませんので、ご了承ください。

学問・思想・宗教などについて触れていても、私自身がそれらを正しいと考えているわけではありません。

 

 

『米国を動かす猶太の勢力』

『米国を動かす猶太の勢力』

今回来朝せる米国名士〇〇〇〇〇氏の講演

米国を動かす猶太の勢力 日米関係に対する一考察

昭和12年7月3日於丸ノ内永楽クラブ
国際政経学会懇話会

ユダヤ人がアメリカを征服した事実

今晩は私は安心してお話したいと思います。なお今晩はこの問題の沿革とか、歴史とかいうような話はしないで、主としてユダヤ人がいかにアメリカを征服したか、また征服しつつあるかということについてお話を致したいと思います。

注)人種的嫌悪感を避けんとする

アメリカにおけるユダヤ人の数

アメリカにユダヤ人がどれほどいるかということは分かりませんが、彼ら自身は500万だと称しております。しかしはっきり分かりませんが、われわれは800万ないし900万だと思います。人口調査というような場合においては、彼らはユダヤ人は人種でなくて宗教団体であるということを言って、うまいこと逃げております。ところがそういう風にうまいこと言い逃れをしてユダヤ人たることを秘している彼ら自身がユダヤ人は非常に優秀な民族であるということを唱えて、書物まで書いております。スミソニアン・インスティチュートではユダヤ人はやはり宗教団体であるといっておりますが、ジューイッシュ・エンサイクロペディアにはユダヤ人は非常に有力な民族であるということを誇っております。

ユダヤ人のアメリカ征服は新聞から

ユダヤ人は欧米いずれの国でもまず金融界の王座を握り、それから工業都市を支配することに進出してきました。

そして次に資本によって新聞を支配してくるようになりました。

また、ユダヤ人は実業方面に非常に進出してきてアメリカでもニューヨークその他の大きな町では、新聞広告の80%はユダヤ人がこれをしております。

彼らはアメリカでは新聞を全部コントロールして、そうして小売商売の方面においても非常な勢力を伸ばしております。銀行や商業方面はユダヤ人は大体これを征服してしまいました。

もはや空いている位置はないので今後は彼らは主として政界に進出しなければならぬという情勢になっております。それで新聞の編集にはユダヤ人を賞賛するという態度をとっております。数年前まではユダヤ人の勢力を表面に立てるという事を非常に恐れておったのでありますが、しかし始終どういうアメリカ政治家がユダヤ人と親交があるかということを調査しておって自然新聞がそういう人たちを表面に推薦するような工合に仕向けていき、特にヨーロッパ大戦後はユダヤ人の政界進出が段々露骨になってきております。

しかしユダヤ人党というようなものでは勝つ見込みがありませんので、民主・共和の両党に籍を置くと共にいわゆる労働党というようなものを組織して、それによって労働者の投票を得ようという風な方針で進んでおります。

ユダヤ人は移民問題についても非常な勢力をもっております。

注)すなわち民衆の世論を支配せんとしている。

アメリカのボルシェヴィズム・リーダー

アメリカの過激運動はすべてユダヤ人の指導するところであります。そしてそういう方面の人たちは、ユダヤ人と合体しないと危害を加えるという風なギャングを利用してまでやっております。

サンフランシスコにおける仲仕のストライキオーストリアからきた「ハリブジェス」が指導しております。

今ここにユダヤ人の労働運動指導者の名前を挙げてみますならば、波止場人プの指導者はサンフランシスコではジョセフ・ライアン、東部ではガリキシュタイン、自動車ストライキの指導者はフランキンスキン、航空輸送ストライキの指導者はエードルマン、官吏ストライキの指導者はアロンキャツ、タクシーのストライキはジョセフ・ビューズ(シカゴ)ボルチモアのコーヘン、農民組合の指導者はレーマン(カリフォルニア)、婦人運動のアジテーターはヒレンブランク、工業組合のストライキ、CIOの製鋼事業のストライキには、ユダヤ人ではないが、二人の指導者が表面に立っております。ホーマー・マーチン、ジョン・ルイスで、しかし秘密の指令者はユダヤ人で、シドニー・ヒウマン、これはアメリカではいつもやることであって、ユダヤ人の運動となると民衆が加わらないから、ユダヤ人でないものをまず躍らせて、そうして略々組織ができると、それをやめさせてそれを牛耳るというような方法を取っております。多くの労働者はこれらの二人の者が赤だということを知らないでおりますが、背後にいるものは明瞭に赤である。

注)ユダヤ運動は常に二様の道から進んでいる。一つは破壊行動でその国の伝統とその国人の富力を弱めることである。ボルシェヴィズムのごときその手段である。また自由・平等・博愛の美名の下に自由主義を呼号して世界を風靡させたのは、ユダヤ人たる差別感を撤去させ、かつその国の伝統ならびに結束力を弱めようとする方寸に出ていることは彼らの経典たるプロトコールに明らかである。他の一つは上の破壊行動によって瓦解する富や力そのまま受け取って世界の金融界、言論機関並みに政治界におけるユダヤ人の力をますます強化せんとする行動である。この明暗両極を心得なければユダヤ問題を絶対に分からない。

アメリカ人の事業を奪取のためのストライキ

アメリカにおいて今なおアメリカ人の手中にある主な企業というのは、まず大体海運業、自動車業、スタンダード・オイル、それから電話事業、電気事業、製鋼事業などでありますが、これらの事業以外のものはみなユダヤ人がやっております。そしてユダヤ人はこれを陥落させるために右の企業に攻撃目標を定めているわけであります。

すべてのストライキの背後にはユダヤ人がいるということを反ユダヤ人主義者が公表したのでありますが、ところが事実そうでないということを示すために、ユダヤ人のやっておりますハリウッドのフィルム事業に対してもわざとストライキをやった。であるからして、すべてストライキは非ユダヤ人だけを苦しめるものでない、すなわちユダヤ人の仕業であるということをカモフラージュするためにハリウッドの争議というものが起こったが、しかしごく短く終わったのであります。

アメリカにおける赤の指導者はユダヤ人で、それに苦しむ者は非ユダヤ人である。

ジウビンスキ運動の背後にあるのは赤であるが、大統領ルーズヴェルトは彼らとは大変よい友達です。労働連盟から7万8000ドルを集めてスペインにおくった。公々然とスペインの共産党に対して金を送ったことを非常に自慢して誇っております。保守党はルーズヴェルトに対してジウビンスキーの団体を解体することを要求した所が答えなかった。

労働長官はボルシェヴィズムの味方

サンフランシスコの仲仕ストライキのリーダーはボルシェヴィズムの人と一緒に演壇に立って演説をしたが、これはアメリカの法律に反するものである。

ところがアメリカの法律に反したからとて、そのものを送還することができない。何となれば送還は労働省の管轄に属するのであるが、労働省の長官はフランシス・パーキンスという婦人で、しかもそれはユダヤ婦人でその本当の名前は解らない、その夫の名はウィルソンというのだそうでありますが、その婦人の長官が送還の権力を握っているからであります。だから送還することができない。つまりそれはユダヤ人を保護するからであります。

少し前にワシントン政府では局長にキャザリン・クロッグを任命した。この婦人はアメリカにおけるソヴィエトの宣伝部長の妻君です。

共産主義的傾向の強い某大学の総長が最近政府の非常な要職についた。

ニューヨークおよびイリノイ州の知事はユダヤ人であるが、これはアメリカの最も重要な州である。次に主要な州はペンシルバニヤであるが、その知事はアールといって、ユダヤ人だという噂である。最近赤の労働者たちがストライキを企て、工場の前にたって労働者の出勤を阻止しようとした時に、このアールという知事が軍隊をこれらの者の側に立たして保護した。しかも新聞はこの赤化運動の記事を詳しく書かなかった。それは一部のこの陰謀計画が暴露されると、復讐的に工場をギャングのために打ち壊されるからである。

とにかくユダヤ人は労働者の力を借りて非常に勢力がある。政府においても非常な勢力をもっていて、彼らの位置をえるために新しい部署を悉く拵え、またその位置につきつつあります。また政府におけるユダヤ人の人員をふやしつつあります。これは歴史に徴してみるにドイツにおいてもフランスにおいてもアメリカにおいても同様の行き方であるのであります。

金銀独占工作が着々と進められている

さらに今一つの政策は、金と銀とをどんどん自分らの手に集めて、そうして政府に紙幣ばかりを発行させてることである。

南北戦争の真相というものはあまり知られていないのでありますが、1861年にベンジャミンというユダヤ人を財務長官に選んだ。そして今のアメリカの財務長官ユダヤ人モーゲンソーと同じような手順で金を盛んに巻き上げてしまった。そうしておいて今度は紙幣を無価値にした。そこで人民が金を探した時にはもはやどこにもないという風なことであります。つまりそれが彼の南北戦争において南方が倒れた原因で、ユダヤ人が金を持ち逃げしたわけであります。現在のモーゲンソー(財務長官)も同じようなことをするのではないかと私は恐れております。

大戦直後ドイツにいった経験があるが、結局貨幣の安定を期するために金を集める必要があるというので、盛んに金を集めたわけであります。即初めの貨幣制度ですっかり金を集めておいて、次に新しい根底の貨幣制度を立てる。結局それがためにその価値は元の20分の1になった。そしてその差だけ即20分の19はユダヤ人の間で巻き上げてしまった。現在のモーゲンソーも同じことをやるのではないかと恐れている。

金の問題については1933年に世界の金の半分はアメリカに集まったわけでありますが、これについてユダヤ人はこれはわれわれの貨幣を保護するために政府に預けているのであるということを言って盛んに金を集めたわけであります。フランスにおいてもイギリスにおいても同様のことをして、今や大部分の金をユダヤ人の手に入っております。

彼は金を集めた上で、20億ドルをもって外国の通貨を買うことが許された。その理由はドルの安定を期するためである。そして議会に彼の要求したことは、この金を使うためには帳簿を拵えないこと、更に決議したことは口頭をもって1年1回大統領に報告するということである。元よりこれはユダヤ人が議会を操ってこうさせたのである。20億ドルという金高はどんな国の通貨をも粉砕するに足るだけの額である。例えばフランスの政府に対して、借款契約する場合においても、紙幣のフランに対して金を与える。どんなユダヤ系の政府に対してもこの手を用いる。ロシアに対しても同様な手筈でもってやっている。ロシアの金とアメリカの紙幣とを換えたわけである。もちろんわれわれはこれをはっきりと証明することはできないけれども、しかしわれわれはそれほどにぼんやりでないのであるから、議会の決議から推しても、そういうことが自然に推論できるのである。金融逼迫はユダヤ系政府たるイギリスとフランスと、ロシアとにはためになることで、ドイツ、イタリア、日本のためには苦しいことである。

しかもなおこの金の威力をもってアジアから銀を巻き上げようという策に出ている。これがシナの幣制改革に現れているのであります。

注)先般シナの幣制改革が英米ユダヤ財閥の手で行われて、シナの現銀はほとんど英米へ引き取られ不換紙幣がシナ人に渡された、そしてその紙幣の価値を英米ユダヤ財閥が現銀同様に吊り上げているのである。これで、シナ人には英米の援助なければ紙幣は没落するぞという威嚇が成功したのである。換言すれば英米のシナ経済独占の一手段である。それが今日シナ事変で、あれほど徹底的の混乱をしているシナの為替相場における紙幣価値が本年9月22日現在、正金銀行建値シナ103円4分の3日本より3円4分の3方高値を維持しているのである。この馬鹿げた事実はわれわれが今まで習得した経済学では解釈がつかないまた、日本の対外為替の価値は実に不当に安価であることから見てもユダヤ人が為替市場を支配する力を知ると共にこの対策を講ずる必要がある。日本の一志二片堅持に対する金現送は再吟味の要なきや。

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最後に

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