『米国を動かす猶太の勢力』①

見出し画像

こんにちは。いつもお越しくださる方も、初めての方もご訪問ありがとうございます。

今回は国立国会図書館デジタルコレクションの『米国を動かす猶太の勢力』を現代語調にします。注釈などに誤りがあるかもしれませんので、ご了承ください。

学問・思想・宗教などについて触れていても、私自身がそれらを正しいと考えているわけではありません。

 

 

『米国を動かす猶太の勢力』

『米国を動かす猶太の勢力』

標題

今回来朝された米国名士〇〇〇〇〇氏公演
米国を動かす猶太の勢力
(日米関係に対する一考察)

国際政経学会

序文

ある日〇〇省の友人から電話で「いまアメリカから〇〇〇〇〇氏が来朝している。この方は実業界におられるが、元は役人もし、また大学教授もされて誠に正しい憂国の志士である。ところで今日ある会合で同氏からアメリカにおけるユダヤ人の行動についての一端を伺って非常に興味深く思った。そこで政経学会でも一つ同氏にお願いして一席お話を聞いてはどうか」とのことであった。

これは願ってもないことで、いままでアメリカやイギリスの知名の人にユダヤ人の行動について所見を聴いても、その話が洩れると直に迫害されるので口をつぐんで中々その真相は語らない。そこでいま来朝の某氏からもし忌憚なき所感が伺えれば実にありがたいというわけで、早速一夕の御懇話を願ったのである。

ところが、幸い快諾されて明日出発帰国という前夜同氏から親しく拝聴したのがこの速記である。

この速記をご読了なれば分かる事であるが、今アメリカでユダヤ人の活動の真相を語れば大抵心臓病で斃れる(毒殺の意か)のである。そこでこのお話の前に、話者たる同氏のことを厳秘にするお約束をしたのである。従って同氏に関することはご紹介いたしがたいのである。

いま勃発しているシナ事変は単なる日支単独の紛争ではなく、その原因が明にユダヤの活動に起因する。シナ事変の発展は正しくシナにおける日本とユダヤの相剋をいかにして解決するかという事に関わってくる。

ユダヤ問題は遠い欧州の問題ではなく現前の事実である。

今世界商工業資本の二分の一強を保有して欧州の金融界を牛耳り、日本、ドイツを除く言論通信機関の9割を占有して世界報道権を握れるユダヤ勢力の真相をしらずして政治外交経済を語ることは到底不可能である。

切に読者の一層の研鑽を望む次第である。(増田)

昭和12年8月

国際政経学会

紹介の辞

於 国際政経学会懇話会
宇都宮希洋

(前略)
私は実は昨日はじめてある筋からのご紹介で先生にお目にかかってお話を夫等の人と伺ったのでありますが、そのときの印象とただいまちょっとお伺いしました所によると、アメリカにおいてもそのユダヤ人の問題はアメリカの愛国的識者の問いには非常に重大なる問題となっていることがわかり、かつ先生がこの問題に関しては深く研究もされ、また色々な研究機関に関係を有っていられるように推察されるのでありますが、しかし、実は昨日の寄り集まりはわれわれ研究者たちの外に色々の人がいたものでありますから、大分遠慮なさっておられたようでありますので、今日は、ことに日本とアメリカの親善関係を増す上に、その基本問題としてどうしてもこの問題が非常に関係を持つものであると私も考えており、また、先生もおそらくそうお考えのことでありましょうから、昨日と違ってこんにちは忌憚なくお話願えるだろうと存じます。

そこで私はこの際先生に、私がお集りの皆さんを代表しまして、ご紹介かたがたこの会の性質についてお話をしておくようにと会の方からのご希望がありましたので、一言したいと思います。

国際政経学会の使命ならびに生命

この会は全くプライベートなものであって、何ら公の機関ではありません。この会は吾々の間に、日本民族の自衛本能上出来た会でありますが、これをば近来日本人の間でも、なんだか一種の犠牲的研究機関、あるいは調査機関であるがごとくにいう人がありますが、それは犠牲的というよりもさらに切実な感じの結果出来上がったので、ユダヤ問題の重大性を国民に警告しようというのが、この会を作った真の目的であります。

したがってこの会は何ら他から命令を受けてできたものでもなく、また他から何ら援助を受けてやっているものでもない、まったく純然たる会員の協力によって、自発的に生まれたものであります。

またこれは非常に永続性のあるものであります。この頃欧州辺りでは全体主義ということを言われていますが、日本においては全体主義のもう一つ上の機構を現に具有していて、要するに、そのファミリーの一番の中心がすなわち皇室であるという、これは全く世界において無比の強さをもつものであって、この点は特に先生に了解してもらいたいのであります。この民族的精神は、これは決して空論ではなく、ここにいる皆の者は本能的に吾らは一つのファミリーに属するものだという感じをもっております。一例を言えば、私の家に伝わっている所の記録によれば私の家は、今の近衛公爵と同じファミリーたる藤原氏に属するという風に、それぞれ手繰っていけば皆一家族である。それは議論でなくて、事実であります。だからそういう本能を皆もっているということは、これは他の国において見るような、宣伝機関や何かで宣伝した空のイデオロギーによる団結とかなんとかいうものではないのであります。すなわち遠き過去から実在である故非常な力強さがあるということを了解してもらいたいのであります。

そこでわれわれのこの運動も日本民族の本能であって、例えば動物界においても鶴のごとき高尚な鳥は必ず、群中の一羽あるいは数羽が始終見張りをしたり、警戒をしたりするものがあり、またその他のものでも警戒を全般に伝えるという本能をもっている。われわれの運動もこういう性質のものであるから永続するものであります。

ことに日本においては正義が行われているから、ある意味においてはこれは永久の生命を有するものであると言ってよろしいのであります。日本では個人主義の発達したいわゆる自由主義の国家におけるような、政府をば言論機関が大衆の名によって圧迫してどうするとか、曲がった方向にもっていかれるというような事例は万々ないのであって、真理、正義が結局いつでも行われるというのがわれわれ日本国民の誇りでありますから、そこのところをよく外国の人たちに了解してもらわねばならぬと思います。

國際政経学会の要望

次にこの会のメンバーについてちょっと申し上げますと、〇〇さんの如きはユダヤ問題を研究し始められてからもう25、6年にもなりますし、私自身もこの問題には18年前に著眼したものであります。これは今のヒトラーの排ユダヤ運動などがまだ日本にはなんら知られていない時代に始めたものであります。われわれは今はヨーロッパ論じられているユダヤ人のイデオロギーとか秘密の運動などについては大体承知しております。ことに向こうの研究者の書いた本であるとか、あるいはそういうことに関する機関についても相当研究しているつもりであります。

ところでわれわれが問題の深刻さをしった結果起こる悩みというものは、その対策の前に、まずこれをいかにして日本人に了解させるかということであります。ユダヤ側の逆宣伝の方が行き渡っていて、われわれの方からは常にその証拠を提供しなければどうしても今の日本人はこれを信じえない。過去の事実の経過をわからせるように、その問題についてうまく説明をしないと日本人はどうしても了解しないのである。

そこで本日はイデオロギー的な、理論的なユダヤ問題はまず差しおいて、手っ取り早い具体的の事実についてわれわれに教えていただきたいと思います。

それから本日ここに集まっておりますメンバーは、皆責任を重んじる方々ばかりである、本当のジェントルマンばかりでありますから、ここで聴いたことによって、先生がアメリカへ帰られたから後に、ご迷惑をおかけするようなことは断じてありませぬ。

われわれは先生を非常に貴重なる存在であることをみとめているのでありまして、先生に対する安全性をできるだけ確保するということをわれわれが責任をもって実行いたすことでありますから、その点ご安心を願いたい。だからこんにちは一つ徹底的に先生のお考えになっている所を腹蔵なく、また先生の知っておられる所の事実についてお述べを願いたいと思います。

なおまたそれと同時に、東京にわれわれのこういう会があるということは、信頼できる研究機関以外には知らさないようにしていただき、同時にまた将来は確実なる資料の提供を願い、また信頼できる研究機関については進んでこれを知らせていただきましてそれ以外のことは極秘にしてもらいたいと存じます。(後略)以上

読者はわが国のユダヤ対策上この書の内容を外国人(日本在住の外国人の9割はユダヤ人なり)に話されざる事を望む。

関連記事

『米国を動かす猶太の勢力』① - 幻想の近現代

『米国を動かす猶太の勢力』② - 幻想の近現代

『米国を動かす猶太の勢力』③ - 幻想の近現代

『米国を動かす猶太の勢力』④ - 幻想の近現代

最後に

最後までお付き合いいただきありがとうございました。もし記事を読んで面白かったなと思った方はスキをクリックしていただけますと励みになります。

今度も引き続き読んでみたいなと感じましたらフォローも是非お願いします。何かご感想・ご要望などありましたら気軽にコメントお願いいたします。

Twitterの方も興味がありましたら覗いてみてください。

今回はここまでになります。それではまたのご訪問をお待ちしております。