セオドア・N・カウフマン『ドイツは滅びなければならない!』⑧「忘れることのないように・・・」

こんにちは。いつもお越しくださる方も、初めての方もご訪問ありがとうございます。

今回はセオドア・N・カウフマン『ドイツは滅びなければならない!』の翻訳をします。翻訳のプロではありませんので、誤訳などがあるかもしれませんが、大目に見てください。翻訳はDeepLやGoogle翻訳などを活用しています。

学問・思想・宗教などについて触れていても、私自身がそれらを正しいと考えているわけではありません。

 

 

『ドイツは滅びなければならない!』

Germany Must Perish! - Wikipedia

⑧ 「忘れることのないように・・・」

もしかしたら、将来は・・・。

アメリカが戦争に突入した。戦いは長く厳しいものだったが、ついに連合国は前進する。連合国軍はドイツを包囲する。

ドイツはまた負けたと悟る。彼女は侵略を望んでいない。ドイツは侵略を望まず、長く続く復讐を恐れている。だから和平を求める。休戦だ!

そしてその直後、かつてそうであったように、ドイツは、自らが堕落させた「人間性」、歪曲させた「正義」、そして自らが冒涜した「神」という言葉が、連合国の政治家に抗し難い魅力を持っていることに気付く。

ドイツは、そのプロパガンダ装置を稼働させる。

やがて戦勝国の人々は、次のように主張するようになった。

「名誉ある平和を!」、「怨恨なき正義を!」、「神と慈悲を!」、そして、戦争で疲弊した民主主義国家の人々の疲れた心や疲れ果てた感情を惑わせるような、弱々しく粘着質のフレーズを並べている。

平和でない平和という突然の瑞々しさの中で忘れ去られたのは、怪物ドイツのために犠牲になった勇敢な息子たちのことである。また、まだ生まれてもいない世代に課せられた義務も忘れられている。1918年のように忘れ去られたのは、次のドイツの指導者が現れる日である。

そう。連合国がこのような訴えに抵抗できないため、すべて忘れ去られてしまったのだ。そして、100年の歳月と100の事例がドイツの約束の偽善性を示しているにもかかわらず、連合国は再びその犠牲となるのである。

彼らは、自分たちの行った闘いがスポーツの試合ではなかったこと、敵は人間ではなく獣であったことを忘れているのだ!そして、情緒という伝染病のようなものでいっぱいになりながら、倒れた相手に手を差し伸べ、立ち上がるのを助けるのである。

そして、「恨みっこなし!」と背中を叩いて、戦争が終わったことを喜んで、自分の家に帰るのである。

もう二度とドイツの戦争は来ないと、心から信じて。

どういうわけか、不可解な方法で、ドイツがキリストを受け入れたと信じている。

10年が過ぎる。懸命な努力と多くの犠牲の上に成り立つ10年。

多くの汗と少しの喜びの10年。

しかし、民主主義諸国民は気にしない。彼らは自分たちの子供たちのためにより良い世界を築いているのです。

そう彼らは考えている。

一方、ドイツは強くたくましく成長する。

軍隊はかつてないほど大規模で強力になり、新しい武器を開発し、その恐ろしさはあらゆる想像を超えた。彼女は新しいリーダーを見つけたのだ。そして、戦意を喪失した国民は、再び世界征服に燃えていた。

ドイツの靴の行進の下で再び地球が震える。

コブラのようにドイツは構えている。

彼女は打つ!

文明国の人々は唖然としている。

「だが、もう二度とない」と叫んだ。

しかし、そうなのだ。

だが、もう遅い。

ドイツが勝ったからだ。彼女は世界の愛人だ。

・・・こうして千年の平和は一瞬の休息のために悪魔に売られたのだ!それは、ドイツ人の獣のような戦いの魂を永遠に消し去るのではなく、肉体をなだめようとしたからにほかならない。

今、太陽は暗闇の世界に昇り、震えている。

ドイツ人の奴隷であった子供たちは、かつて自由であったのだから。

文明はもうない。狂気が蔓延している。

月さえも震え、恐ろしい寒さの中で衰えていく。

これがついに「ドイツよ、全てのものの上であれ」の始まりだ。

どうだろう?

私たちの選択は、まだ私たちの前にある。

偽りの感情か、勇敢な決断か。

どちらにしよう?

関連記事

セオドア・N・カウフマン『ドイツは滅びなければならない!』①本書について - 幻想の近現代

セオドア・N・カウフマン『ドイツは滅びなければならない!』②ゲルマン主義の背景 - 幻想の近現代

セオドア・N・カウフマン『ドイツは滅びなければならない!』③組織的なゲルマン主義 - 幻想の近現代

セオドア・N・カウフマン『ドイツは滅びなければならない!』④海外におけるゲルマン主義 - 幻想の近現代

セオドア・N・カウフマン『ドイツは滅びなければならない!』⑤祝福された戦争屋たち - 幻想の近現代

セオドア・N・カウフマン『ドイツは滅びなければならない!』⑥中道? - 幻想の近現代

セオドア・N・カウフマン『ドイツは滅びなければならない!』⑦ドイツに死を - 幻想の近現代

セオドア・N・カウフマン『ドイツは滅びなければならない!』⑧「忘れることのないように・・・」 - 幻想の近現代

最後に

最後までお付き合いいただきありがとうございました。もし記事を読んで面白かったなと思った方はスキをクリックしていただけますと励みになります。

今度も引き続き読んでみたいなと感じましたらフォローも是非お願いします。何かご感想・ご要望などありましたら気軽にコメントお願いいたします。

Twitterの方も興味がありましたら覗いてみてください。

今回はここまでになります。それではまたのご訪問をお待ちしております。