『分割と征服』―シリーズ「我々はなぜ戦うのか」③

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今回は『分割と征服』の英語版Wikipediaの翻訳をします。翻訳のプロではありませんので、誤訳などがあるかもしれませんが、大目に見てください。

翻訳はDeepLやGoogle翻訳などを活用しています。

当たり前のことかもしれませんが、学問・哲学・宗教などについて触れていても、翻訳している学説・思想・宗教観を正しいと考えているわけではありません。

 

 

『分割と征服』

Divide and Conquer (film) - Wikipedia

あらすじ

映画は、ポーランド侵攻の直後から始まる。1940年の西側の2大同盟国のうち、イギリスが最初に言及されている。ドイツを封鎖したイギリス海軍の役割が強調され、ドイツはイギリスの抵抗を押し切って世界征服の道を切り開いていく。

ヒトラーのヨーロッパの小さな中立国に対する背信行為は、デンマーク(「我々はデンマークと不可侵条約を締結している」)、ノルウェー(「ドイツは北欧諸国と何の争いもしたことがなく、今日もしていない」)、オランダ(「新帝国はオランダとの伝統的な友好関係を維持するよう常に努力している」)、ベルギー(「帝国はベルギーに対する脅威とみなされるような主張を一切行っていない」)で露わになる。これらの引用は、それぞれの国の征服が示された後に繰り返される。

1940年にドイツが最初に狙うのは、デンマークノルウェーである。ノルウェーへの関心は、ノルウェーフィヨルドUボートの基地として利用したいというドイツの思惑と、スカパ・フローの英国海軍基地を爆撃機で攻撃するためのノルウェーの飛行場という観点から説明されている。ヒトラーデンマークへの奇襲攻撃が少し触れられた後、映画はナチストロイの木馬の船(商船のように見せかけて軍隊や戦車、大砲の砲を隠した船)を使ってノルウェーのすべての港を掌握したと非難している。また、ヴィドクン・クヴィスリングのようなノルウェーの裏切り者がノルウェーの征服に貢献したことも強調されている。ノルウェーに関するセクションの最後では、ヒトラーがギャングのジョン・デリンジャーに例えられ、占領されたノルウェーは、英国を狙う巨大な挟撃作戦の北の爪として描かれている。フランスの征服は、南の爪となる。

映画の中のフランスの物語は、1914年のマルヌ川の戦いから始まる。フランスのフェルディナン・フォッシュ将軍の攻撃的な精神が強調される。「右が追い込まれ、中央が譲歩している、状況は最高だ、私は攻撃する!。」(フランス語の原文が画面に表示される)。続いて、マジノ線に代表される1930年代のフランスの守備的な姿勢が描かれ、第一次世界大戦でフランスが受けた600万人の死傷者の最大の原因は、ナチスの第5列の活動、政治の腐敗、貪欲な既得権などの要因であると説明される。

ドイツがフランスに侵攻する際のルートとしては、1870年のアルザス・ロレーヌ経由の攻撃と1914年のベルギー経由の攻撃が考えられる。フランス人はマジノ線を難攻不落と考えており、ドイツの攻撃は1914年と同様にベルギーを経由すると予想している。1940年のフランス軍の戦い方を説明する。ベルギーとの国境に78個師団、マジノ線に15個師団、イタリアのベニート・ムッソリーニ軍に10個師団、そしてスペインに対する安全策として3個半師団。イギリス遠征軍はさらに10個師団を提供した。

オランダ征服における落下傘部隊の重要な役割や、ドイツ軍がエベン=エマール要塞でベルギーの抵抗勢力を簡単に破ったことも取り上げられている。また、降伏後に行われたロッテルダム電撃戦や、連合軍の動きを妨げるために難民で道路を詰まらせることを目的としたナチスの村や小都市への攻撃など、ナチスの残虐行為にも特別な注意が払われている。

そして、ナチスのベルギーやオランダへの攻撃は、連合国が最も期待していないアルデンヌ地方を通る本攻撃から目をそらすためのフェイントであることが語られる。米軍将校は、ドイツの電撃戦の手法をアニメーションで紹介している。戦車が先頭に立ち、歩兵が側面からこぼれ落ちて強固な壁となり、それが隊列の中央を守り、全軍に補給するためのトラックが通れるようになっているのである。

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