日本人は未だに黒塗りの教科書で教育されている。――コロナ言論の欺瞞

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この記事では日本国内における言論統制などについて簡単な考察を行いたいと思います。

この記事自体は2021年の7月1日に別サイトで投稿したものになります。

 

 

民主政体では言論統制を行わないのか

黒く塗られた教科書を現在は、教育の民主化の象徴となっています。占領国は、占領国により表現が規制された情報を民主的であると定義しました。

黒塗りの教科書を占領国のイデオロギーに従って民主主義の象徴と見なした結果、私たちは先の時代のコンテクストを完全に失いました。それは今も変わりません。

今回のコロナ騒動を見ていると、政治思想の右左を問わず、戦前の日本と変わらないと表現します。しかし本当にそうなのでしょうか。仮に大日本帝国が現在も存在しているとして、彼らは今の日本政府とは全く別の結論を導き出していて優れた政策をとっていた可能性が本当にないと言えるのでしょうか。

少なからず、日本政府や世界中の諸政府やFacebooktwitterYouTubeのようなビッグテックや欧米や日本のメインストリームメディアみたいに言論規制はしなかったのではないかと思います。どうでしょう?違いますか?

日本政府が現在のような政策を行っているのは紛れもなく、黒塗りの教科書の結果であり、民主化教育の結果であると何故考えないのでしょうか。私にはそれが疑問です。

黒塗りの教科書を民主化の象徴としている現在の日本の教育現場でも、実質的に今も黒塗りの教科書が使われ続けています。もちろんその黒く塗られた部分は存在せずに、その代わりに全く別のイデオロギーで埋め尽くされています。

言論統制・弾圧・検閲が起こるとほぼ全ての日本人が戦前の日本を例にとりその行動を批判しますが、日本だけでなく多くの国々で言論統制・弾圧・検閲は行われています。もちろん自称民主国家、自称自由陣営の国であってもです。いいや、民主国家や自由陣営の国だからこそ行われているのではないでしょうか。

日本は決して、戦前回帰しているわけでも、戦前と変わらないわけでもなく、戦後体制だからこそ、メディアによるプロパガンダによって心理操作され、互いに監視して異論を認めさせずにいるのです。

ビックテックや欧米や日本のメインストリームメディアは民主社会が生み出した産物であり、彼らは自分たちの意に沿わない言論を片っ端から弾圧しています。

戦前の日本を持ち出すことで、現状の問題と真剣に向き合わないようにしている日本人の心理こそが、自己欺瞞そのものなのではないかと批判しないわけにはいきません。

コロナ問題をはじめ、現在の日本の様々な問題を古き日本の罪にしています。統制・弾圧・検閲・相互監視は民主主義体制やグローバリズムによって生み出されているなどとは考えないようです。