岩佐圭奘『日本とユダヤの決戦』昭和18年③

著作権が切れている昭和18年の著作『日本とユダヤ人の決戦』を紹介します。一部分読みやすいように現代調にしています。【コメント】以下、補足的な情報や感想などを付け加えています。

 

 

3 ユダヤ人の謀略

ユダヤ人は謀略に耽る民族である。謀略に長じていることユダヤ族の如きは世界無比であろう。

フランスの革命もユダヤ人の謀略の果実であるが、ロシアの赤色革命もまたユダヤ人の長年にわたる計画的、謀略の結成である。

革命と戦争、ユダヤ人は絶えずこの二つの事を計画し、煽動し、また実行に移すことに専念している。これはどこの国にいるユダヤ人にも共通の関心事であり、またその心の奥底にひそめている事柄である。

また彼らは戦争と革命を常に最高度に利用することを忘れない。もちろん彼らにとっては戦争そのものまたは革命そのものが真の目的ではなく、彼らの真の目的はそれを利用して私腹を肥やし、または法律的、社会的に彼らの地位の上進を求めるのである。

今これをフランス革命について見るに、その大革命以前のフランスにおけるユダヤ人は法律的にも社会的にもフランス人および他の白色人と決して同等な待遇を受けていなかった。彼らは一種の賤民であった。ところがこの大革命の結果、彼らはフランス人と同じ人間として同権を認められるに至った。彼らの撒いた「自由・平等」の種が首尾よく果実を結んだのである。

もちろん「自由・平等」の主義は彼らにとっては手段に過ぎなかったのである。彼らはそれを巧みに、有効に利用することによって彼らに課せられていた鉄鎖を撤廃させることに成功したのである。

何事もない。彼らは自分たちの欲望を達する方法としてフランス人自らの手によってフランスの国家に荒治療を行わせたのである。

革命がフランスの国家を亡ぼしたか否かは甚だ議論であるが、その革命が彼らユダヤ族を利したことは一点の疑いのないことである。フランス国民はユダヤ族の地位を引き上げるために誠に高価な犠牲を払わされたのである。フランス人の愚直さは同情に値すべく、ユダヤ人の奸智に至りては天人ともに憎むべきものがある。

しかもユダヤ人がフランスを禍いしたことはこれのみに止まらない。彼らはその1789年のフランス革命によって獲得しえた完全な市民権を利用して、その後年と共に一歩一歩深くフランス国内の各層、各職域に食い入り、その結果今回のフランスの大敗を馴到させたのである。

A フランス崩壊の真因

今回の欧州大戦勃発後旬日を出でない内に脆くもドイツの電撃に破摧された廃墟の中に立ち上がったペタン老将軍が「フランスを堕落させて惨敗させたものはフランス人の勤労を喰い物にした国際的資本主義と国際的社会主義者共産主義者)である。この二つのものは表面は互いに抗争している様であろうが、裏面では相提携している。」と悲痛な言を吐いたのはこの真相を率直に語ったものという事ができる。

B 富の占有

事実においてフランスはユダヤ人に瞞まされて骨まで嘗められた様なものであるが、今少しくユダヤ共が大戦開始前までのフランスの体内にどの程度に深く喰い入っていたかを一瞥してみよう。

フランスには戦前まで沢山な富豪がいたが、そのうち最大の富豪はロスチャイルド、フィナリおよびパトノートル三人であってこの三人ともユダヤ族である。

この三家の財産の総額は1500億フラン以上であるが、この金額は、フランス人全実業家の資産総額の10倍であった。しかもフランス国内においてのユダヤ人の富豪は右の三家に続いての7つをも占めている。そしていずれもが幾十憶フランの巨富振りである。更にその後に続いての第三級に当たる十億フランの持ち主30名もユダヤ人である。次に100万長者には300以上のユダヤ人が控えている。

以上指摘しただけでも、戦前フランスの富がユダヤ族によって壟断されていたことが判然と知れるだろう。

フランスの億万長者、千万長者ないしは百万長者が大部分、否、ほとんど全部ユダヤ族であったことはこれで知ることができたとして、われらのなお知っておかなければならないことは彼らが各自の黄金の庫をそのまま遊ばしておかない一事である。彼らは一日といえど、その富を死蔵して置くような無欲家ではない。富めば富むほど、積もれば積もるほど、彼らはますますそれを有効、有利に使うことを怠らない。

C 富の使用方法

そこで彼らはその巨富をどういう風に、そしてまたどういう方面に使用するか、否、使用していたかというに、彼らはなによりも商品の独占に使っていた。独占も物品の販売とか製造または生産に限ってではなく、その両方にわたって行うのである。

かようにして彼らの手によって独占されていた物品または産業の種目は1937年には76種の多きにわたっていたのであるから、もちろん「独占」といっても各品の生産、販売を一手に独占するわけではないが、トラストの形式によって各品の供給源の絶対多数を彼らの手に収めてしまうのであるから、実質的には独占と大差のない効果をあげるのである。

今これらの一々の産業についてとやかく説明することは避けるとしてもそのうちの2、3について少し語ることにする。

第一に述べたいのは被服類であるが、被服類といってもその品目は甚だ多い。自体の表面を覆う衣服はもちろんのことであるが、下着、靴下、靴などもそれに含めることができる。また仕立て業および原料たる羊毛、毛皮などをもその品目中に加えることができるが、ユダヤ人はこれらの一切の品目および工程中の産業をほとんど独占していたのである。実際において戦前のフランス人はユダヤ人に利益を刎ねられることなしに日常被服類の何一つを手に入れることができなかったのである。ユダヤ人はこうして状態の下に年々200億フラン以上の商売をしていたのである。

次に麻酔剤についてであるが、麻酔剤といえば、コカイン、モルヒネ、アヘンなどをさすのであるが、これらの麻酔剤は皆人体に有害な毒物である。フランスにおいて取り扱われているこれら毒物の売上高は年々数百億フランに上がっていたものであるが、これは非常に儲かる商売であって、売り上げ高9割が純益となっていくという嘘のような代物である。それは何人が取り扱っていたかというにほとんど全部がユダヤ人であった。しかもそれは10人あまりのきわめて少数のユダヤ人であったのである。

キネマもユダヤ人の独占事業であった。すなわち、戦前フランスには14の主な映画会社があったが、その経営者または事実上の抑制者は悉くユダヤ人であった。ゴーモン会社のクライム、オッソ会社のエープシタイン、シネ・パリジアンのブラウン、パテ・ナタンのタンネシアフト、パラマウントのツコール、アイク会社のアイクらみなユダヤ人である。

かく映画会社がみなユダヤ人の独占であると同時に映画俳優も大部分ユダヤ人であった。

また、パリには有名なボタン食料店があるが、資本金と積立金併せて2億200万フラン。その持ち主のル・ガニユ・プチはこれまたユダヤ人である。この大食料店は支店80を有するほかに、12の別名称の商社を抑制していた。

更に、中小階級者の搾取を目的として均一ストアの15社がみなユダヤ人の出資、経営に係るのである。

他のことはさておき、映画の一事においてはアメリカについてもほぼ同じことが言えるのである。すなわち、左の著名な8つのアメリカ映画会社は悉くユダヤ人の手中にあるのである。

パラマウント
②メトロ・ゴールドウィン
③第一ナショナル
④ユナイテッド・アーティスト
ユニバーサル・ピクチャーズ
⑥フォックス・フィルム
⑦コロンビア・ピクチャーズ
⑧ラジオ・ピクチャーズ

D 映画独占の魂胆

ユダヤ人がかく映画事業を自家の手中に入れることにしたのは彼らの謀略の然らしめたことである。すなわち、映画事業が資本蓄積上有利な事業である以外に彼らは彼ら自身の手による世界制覇の大業を達成するには各国の内部崩壊を計らねばならぬとし、それには退廃的な映画の普及によって青年男女を堕落へと導くに限ると見当をつけたのである。

すなわち、彼らは青年層に両親への反抗、道徳破壊、家庭生活否認、自由恋愛の退廃的気分を植えつけ、国家への忠誠とか奉公または犠牲精神など嘲笑する風を盛んならしめるに全力を注いだのであるが、彼らはこの点についてフランスにおいて大成功を見たのである。従ってフランスのあまりに脆くも崩壊したのはユダヤ人の注射が良く効いた結果とみるほかなく、ペタン将軍の嘆息こそ我らにとっては重大な教訓である。

E ユダヤ人自らの告白

ユダヤ人の国際的、国内的謀略についてなお疑う者はユダヤ人著述家ルネ・グロースの次の大胆な言を知るべきである。

「あらゆる国民と国家に対するユダヤ人の陰謀がある。それはユダヤ人の策動による革命とユダヤ財閥の資本的弾圧という二重の攻撃である。」

またシオン団の首領ワイズマンはかつてシオニスト首脳者会議において叫んでいわく、

「近き将来において、ユダヤ民族の運動は世界の最大問題として扱われるに至るであろう。これユダヤ民族運動の勢力が世界を統一して人類の支配権を確保するかあるいはまた反対に全世界を撹乱して社会を微塵に破壊するか、いずれにしても世界の人類社会を根本的に転換する一大勢力であるからである。」

またユダヤ議定書にも次のような注目すべき字句がある。

「諸王はわれを経て王たるべし、と預言者はわれわれが全世界の王たるべく神自らによってえらばれた民なることを教えた。神はわれわれがわれわれ各自の任務を完成するためにこの天下をわれらに付与したもうた。たとえ、敵の陣営に非常に天才があってわれわれに挑戦してくることがあっても、われわれ神の選民に対しての戦いは蟷螂の斧に他ならない。」

彼らはこの二つの目的を達するためにはあらゆる手段に訴えることを忘れていない。前記のごとく退廃的映画もその一つの手段であるが、今日世界各国人の社会生活になくてはならぬものとなっている新聞およびそのたの言論機関を自家の手に収めることにも全力を注ぎそれにも大成功を博している。また彼らは豊富な金力によって言論界に進出することに成功したと同時にそれら自家の支配下に収めた言論機関によって政治界・思想界に大なる進出をなした以上に金力の増大を致している。

「新聞の商業化」これ今世紀の一大現象であるが、こうした現象を見せるにいたったのはユダヤ人の力である。今日の新聞の重大な部門は報道と広告であるが、彼らはこの両者を巧みに利用して新聞を一つの商業的事業化するに成功したのである。

広告料の総上り高を増すためには広告の単価を引き上げる必要があり、その単価を引き上げるためには広告主を満足さす手段として発行部数を増やさねばならない。発行部数を増やすためには新聞の購読料を極度に安くしなければならない。今日の新聞の購読料が印刷代以下になっているのはそのためであるが、そうしても広告料の総上り高が多ければそれで十分利益が得られるのである。

しかし、新聞の発行部数を増やすにはただ新聞の値段を安くするだけでは不可能である。この目的を達するためには報道機関を完備、拡充しなければならない。しかもこうして拡大される新聞の報道網は「商業的考慮」が第一義的となっている。もはや今日の新聞は虚報を記載することを厭わないのである。彼らにとって必要なことはただそれが新聞編集局へ電報によって通信員から報道されていくることがある。その報道の内容の真偽にいたりては新聞の少しも関する所ではない。

悪いことはこうしてことが新聞の経営上の考慮ばかりから行われるのではなくその新聞の政治的考慮からも行われることである。すなわち、新聞の経営者がユダヤ人である以上これらの報道がユダヤの希望にそうようなものに歪曲されることが多いのである。

これを要するに、今日世界の新聞の大多数はユダヤ人の営利欲をみたすための機関化されているのである。

世界の通信網といえば、過去100年間に至りて報道通信に王者の地位を占めていたものはフランスのアヴァス、ドイツのウォルフ(1934年テレガラフェンユニオンと合併されるまで)、イギリスのロイテルそしてアメリカのAP社およびUP社であるが、これらは皆ユダヤ人の勢力下にある。

F 各国政治家とユダヤ

ユダヤ人はまた欧米各国の有力政治家の弱点につけこむことを怠らない。これも彼らの奸智の一片鱗の表現であろう。

政治家の弱点とは政治家の「金欠病」である。政治家というものは日本でも文字通りであるが、欧米各国においてもその例に洩れない。ところが欧米諸国では政治家に金を融通するものはユダヤ人の金持ち連中と定評がある。もちろん借金した政治家は高い利子を払わされるが、そればかりではなく、彼らは必ず債権者たるユダヤ人からユダヤ人の秘書を使うことを条件とされる。その結果はどうかというに、その政治家の関係する範囲において、政治・外交および財政に関する一切の機関たるべき事柄がその秘書の手から債権者たるユダヤ人に漏洩する。

ユダヤ人はこの手段によって国政の機密を事前に探知する機会をとらえるのみならず、財政上の計画を予知し、公債・社債および株式市場において莫大な利益を獲得することになる。

一世の大政治家であったドイツの鉄血宰相ビスマルクもこのユダヤ人金貸の策略たるユダヤ秘書の使用を余儀なくされて閉口したとのことである。

更に我らをして驚嘆させることはアメリカにおいてルーズヴェルト大統領就任以来ユダヤ勢力の急激に加わってきたことである。ユダヤ勢力といえば、ユダヤ財力と思えば間違いがない。まず第一に挙げなければならないのは財務長官のヘンリー・モウゲンソウ、次に経済顧問のバーナード・バルーク、更にその次には農務長官の経済顧問のモルデカイ・エゼキエル、以下なお沢山あるが、以上の三名を挙げただけでもルーズヴェルト政権にユダヤの財力がどんな勢力で手動力となっているかが窺われるだろう。

G ユダヤ人の離間策

ユダヤ人はまたいう。

「各国民が自国の帝王を仰ぐこと恰も神の如く崇敬していた間は彼らは帝王の専制服従していたが、われわれが彼らに対して帝王と離間さすため国民にも権利ありとの思想を煽動的に注入して以来彼らは帝王を普通の人間となんら異なるものでないと見るようになった。我々が国民の念頭から帝王に対する崇敬の観念を奪ったとき王冠の威力は地に落ちていった。そしてわれわれユダヤ人はその権力を公有物として取得するにいたった。」

彼らの奸智と悪毒さ真に悪むべくまた恐るべきではないか。彼らはなおも叫ぶ、

「これに加え、われわれユダヤ人は巧言美辞を羅列したり、また社交の儀礼を用いたりして非ユダヤ人連の到底考え及ばぬ諸種の方法を考案の上、大衆及び個々の非ユダヤ人をわれわれの意のままに操縦することができる。こうした頭脳手腕にかけてはわれわれユダヤ人は全く達人である。われわれ施政ぶりは極めて鋭い観察と分析とに基づきかつ非常に自由な推理によるものであって何人といえど、われわれに比敵するものはなかろう。われわれの政治的計画の結構およびわれわれの秘密結社の完全さと団員の勢力との点においても、何人もわれわれと比肩することはできない。」

ユダヤ人自ら自分らが好策ぶりにかけては「全く達人である」と自認しているほどであるから、われわれは油断もすきもあったものではない。

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【コメント】

フランス革命アメリカの映画産業については、他の記事に詳しく書いていますのでそちらを参考にしていただけますと幸いです。